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ヒトデと少年

by 長尾彰

海岸を散歩していると、

少年がヒトデを海に投げていた。

何をしているのかと尋ねると、

少年は「海に戻してやらないと

ヒトデが死んでしまう」と答えた。

私はそんなことをしても、

海岸中がヒトデだらけなんだから、

すべてのヒトデを助けられないし、

意味がないだろうと言うと

少年は少し考え、

またヒトデを海に投げた。

そして私にこう言ったのだ。

「でも今投げたヒトデにとっては

意味があるのさ」と。

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